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【AI×WordPress実装記録】Claude Code×SWELLでサイトを丸ごとカスタマイズした5工程の全公開

2026 9/15
AI・テクノロジー
2026年5月12日2026年9月15日

僕は、本サイトのリブランドを Anthropic 社の Claude Code(Max プラン)と WordPress テーマ SWELL の組み合わせで実装しました。本記事では、AIエージェントに任せた工程と、人間が握り続けた領域の境界線を、実際のコマンドとプロンプトつきで公開します。

外注見積で40万円超、自分で全部触ると週末が2〜3週溶ける作業を、AIエージェントを”編集者の右腕”として動かすことで数日に圧縮しました。「税理士事務所×AIメディア」という看板にあわせて、サイトのトーン・OGP・トップページ・全記事のアイキャッチまでまとめて組み替える必要があり、しかも本業の合間にやらなければならない状態でした。

目次

なぜ Claude Code で SWELL を丸ごと触る判断にしたか

SWELL は管理画面からの設定がかなり充実しているテーマで、通常の使い方ならコードを触る必要はほとんどありません。ただ、僕のように記事数 100 本超え・OGP 画像全件作り直し・運営者開示や監修ラベルの構造を全ページに通すとなると、管理画面の手作業ではどうしても回らない規模でした。

選択肢は3つ。①外注、②自分で全部触る、③AIエージェントを”編集者の右腕”として動かす。試算は①が40万円超、②は土日で2〜3週、③は数日。コスト・速さ・調整の柔軟性で③が圧勝でした。

Claude Code が優れているのは、ファイルの読み書き・コマンド実行・WP REST API へのリクエストまでターミナルから AI に任せられる点です。「指示する人」と「実装する人」の境目が消えるので、思いついた変更がそのまま反映に進みます。

実際に自動化した5つの工程

FinLabo で Claude Code に任せた工程を、影響範囲の小さい順に並べると次のとおり。いきなり全自動を狙わず、「壊れても被害が小さい」順番から触らせるのがコツです。

Step1:トップページのスライダー差替

SWELL の「メインビジュアル:スライダー」設定を、リブランドにあわせた3カット構成に組み替え。画像生成→アップロード→投稿ID のひも付けまで一気通貫で実施しました。

Step2:OGP 画像(SNSシェア時のサムネ)の自動生成

Python スクリプトで全記事の OGP を一括生成。タイトル・カテゴリ・日付タグを自動レイアウトした PNG 画像を WP メディアにアップロードしています。

Step3:about ページとトップページの全面刷新

「僕の思想」「監修体制(FinLabo公認会計士・税理士事務所)」「コア事業=確定申告民主化」を構造化。SWELL ブロックを直接 Markdown→HTML で書き出し、固定ページに流し込みました。

Step4:既存全記事のアイキャッチ自動再生成

白基調+コーラル+丸ゴ統一のブランド版アイキャッチを記事ごとに生成し、WP REST API でサムネ画像 ID を差替。100本超を数十分で処理しました。

Step5:運営者開示ページの作成

特商法・個人情報保護方針・運営事業者開示・アフィリエイトポリシーを監修事務所と運営主体(FinLabo)の役割分担に沿って文面化。1ページずつ草稿→監修者チェックの流れで仕上げました。

効いた Claude Code 運用の型(プロンプトの粒度)

本記事の本丸はここです。AI に丸投げすると失敗するので、「役割」「制約」「成果物の形」の3点をプロンプトの先頭で必ず固定します。FinLabo で実際に効いた型を3つ紹介します。

型①:役割と制約を最初に固定する

機能要件をいきなり書かず、まず立場と禁則事項を宣言する。これだけで脱線が激減します。

あなたは 僕の編集者兼 Web エンジニアです。
役割: SWELL テーマのSEO・ブランドガイドラインに沿って WP REST API 経由でアイキャッチを差し替える。
制約:
– 既存スラッグ・パーマリンクは絶対に変えない
– 公開記事のステータス(publish/future)は変えない
– 失敗したら Notion の該当ページに「差し戻し」とコメント
成果物: 各記事の ID・差替前後のサムネ画像 URL・実行ログを表で出力

型②:影響範囲を「ドライラン→1件試走→全件」の3段階に区切る

Claude Code に「先に対象一覧を出して」と指示し、ユーザー承認のあと1件だけ実行。問題なければ全件。本番 DB に直書きする系のタスクは、必ずこの3段階で進めます。

型③:プロンプトとコマンドを”記録に残せる形”で渡す

会話の中で口頭指示するより、マークダウンの指示書ファイルを作ってそれを参照させたほうが圧倒的に再現性が高い。僕は記事生成・X投稿・OGP 生成の指示書をすべて agents/ 配下に md 化しています。

cat agents/blog_agent.md
# ブログエージェント指示書
## 役割
FinLabo メディアの新規記事を WP 予約投稿する
…(省略・全文は GitHub で公開予定)

AI だから特別なプロンプトが要るのではなく、業務の言語化がそのまま品質になる。Claude Code に渡す md 指示書は、人間の新人に渡すマニュアルと同じ精度で書くのがコツです。

AI に任せた範囲・任せなかった領域

もう一つ大事なのが境界線。Claude Code は強力ですが、すべての判断を丸投げするとブランドが崩れます。FinLabo で切り分けた基準は次のとおりです。

任せた領域

  • 既知のフォーマットへの当てはめ:アイキャッチ生成・OGP 生成・H2/H3 への章立て
  • 定型 API 操作:WP REST API での画像差替・記事一覧取得・予約投稿
  • 機械的な置換:旧屋号→新屋号、古いリンク→新リンクの全文一括置換
  • テストとログ整形:失敗時のリカバリ手順を含む実行ログ出力

任せなかった領域

  • 税務・法令の解釈:制度の文面は AI に書かせず、税理士監修者が必ず手を入れる
  • ブランドの最終ジャッジ:トップページのコピー・配色・スライダーの順序は人が決める
  • 運営者開示の文責:誤記が即トラブルになるため、AI下書き→人間が一字一句確認
  • 収益化の判断:アフィリ案件の選定・配置は ASP 規約と読者体験の両面で人が判断

「AI にやらせて品質が落ちないか」ではなく、「責任の所在を人間に残せるか」で線を引くのがポイント。法令や顧客対応のように責任を取り得る領域は、必ず人間の最終確認を通します。

SWELL × Claude Code の相性が良い理由

テーマ選びの段階で、AIエージェントとの相性は意外と差が出ます。僕が SWELL を選んだ理由は3つです。

  • ブロックエディタ前提の素直な HTML 構造:AI が生成する HTML をそのまま流し込んでもデザインが崩れにくい
  • 独自ショートコードが少なめ:旧来テーマにありがちな「このテーマ専用記法」が少なく、AI が扱いやすい
  • SWELL 公式の機能アップデートが速い:仕様が枯れているので AI 側の知識ともズレが起きにくい

「AI に自動化させる前提の WordPress 運営」を真面目に考えるなら、テーマ選びの段階から相性を見ておく価値があります。僕はここを軽視せず、リブランドのタイミングで SWELL に寄せる判断をしました。

AIで運用する前提でWordPressテーマを選ぶなら、SWELLは現時点で扱いやすい筆頭。

✅ ブロックエディタを前提に AI 連携したい人 → SWELL

独自記法が少なく HTML が素直で、Claude Code などに記事構造を生成させてもデザインが崩れにくいのが選定理由です。

WordPressテーマ「SWELL」を見る

※リンク先は公式サイト(PR)

これから AI × WordPress を始める人への3つのアドバイス

  1. 最初の指示は”小さく・元に戻せる”範囲で。テーマファイル直書きではなく WP REST API 経由から始めれば、失敗しても DB で巻き戻せます。
  2. 毎回「対象一覧を先に出して」を口癖に。実行前に件数・ID・差分を必ず人が確認するフローを徹底すると、事故率がぐっと下がります。
  3. 指示書を md 化してリポジトリに残す。チームに新メンバー(人間でも AI でも)が増えたとき、その日から同じ品質で動けます。

AI に任せるとは「丸投げ」ではなく、新人に渡せる指示書を作ること。業務の言語化が品質の土台になります。


⚠️ 免責事項
本記事は 僕の自社運用記録に基づくもので、特定の WordPress テーマ・AI サービスの利用を推奨するものではありません。実装内容はバージョンや環境により挙動が変わるため、各サービスの最新仕様を必ずご確認ください。

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※ 本記事は2026年7月時点の情報をもとに作成しています。税制・制度は変更される可能性があります。最新情報は国税庁ホームページ等でご確認ください。本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、個別の税務相談を提供するものではありません。

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公認会計士・税理士。IPO準備企業で、経営に近い場所にいます。仕事は数字を扱うことですが、いちばん興味があるのは「人がどう働いて、どう暮らすか」。お金・税務・AI・キャリア、そして日々のことを、一般論として、自分の頭で考えた分だけ書いています。ここに書いているのは、個人としての見解です。
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